デカトロンのトレイルランニングシューズのご紹介(EVADICT RACE ULTRA / MT2)

GO ASIA TRAILの堤です。

今回はデカトロンアンバサダーとしての記事です。

みなさんも気にはなっているであろうデカトロンのトレイルシューズに関して。アジアのレースに参加するとデカトロンのシューズを履いて走っている方はちょくちょく見かけます。しかし、日本では、まだまだ上陸して1.5年程度であり、店舗も西宮と幕張の2店舗のみとなっており、なかなかネット上にレビューがないし、日本国内のレースでもまだ見かけない。ある種のダークホース的な存在だろうか。

今回は、デカトロンさんより供給頂いた2モデルに関して紹介したいと思います。この2モデルは、ともに2020年モデルのシューズです。コロナウイルスの影響で、中国の工場からの流通の関係で受け取りが2020年6月下旬ごろであったため、また長期的な視点でレビューがしたかったために、今の時期となりました。

  • EVADICT RACE ULTRA
  • EVADICT MT2

今回は両モデルともに、およそ走行距離100km以上を超えた状態でのレビューとなります。耐久面でもある程度レビューができているのではないかと個人的には思います。

数字で見る比較

まずは数字で分かる部分から。

RACE ULTRAMT2
重量266g(26.5cm)307g(26.5cm)
ドロップ8mm8mm
グリップのラグ5mm5mm
価格14,900円(税込み)12,900円(税込み)

両モデルともに、ウルトラトレイルを想定したトレイルランニングシューズ。ただ、一番の違いは重量であろう。RACE ULTRAは26.5cmでは266gと、ウルトラトレイルを想定したシューズではかなり軽い部類。MT2に関しては、最近のトレイルシューズの中では少し重たい部類に入るだろうか。

また、両モデルともにドロップは8mm。ドロップ差に関しては賛否両論ある部分であろう。個人的には、ゼロドロップもしくは4mmドロップ程度のシューズであればナチュラルに走れる、6~8mmドロップであれば登りでの踏み込みがしやすいなどなど、それぞれメリットがあるのではないかなと思います。

価格に関しては、MT2のほうが少しお安い。RACE ULTRAに関してはデカトロンの製品にしては少し高級路線的な価格で、他ブランドの一番売れ行きモデルの価格帯とほぼ同じといったところだろうか。

ただシューズは、数字だけではわからない部分は沢山あるので、各モデルを履いた印象をまとめたいと思う。

RACE ULTRA

まずRACE ULTRAから。

デカトロンの2020年のトレイルシューズの中ではフラッグシップと位置づけられるモデルで、今期デカトロンが一番チカラを入れているモデルではないかと感じている。100km以上のウルトラトレイルを想定して開発したシューズで、それでありながら軽量であるシューズ。

RACE ULTRAをざっくり纏めるとこんな感じになります。

  • 軽い
  • 高反発
  • グリップはめちゃくちゃ効きます
  • 少し細め(MT2に比べると)
  • 個人的にはヒールカウンターの補強はもう少し欲しいところ

中でも一番驚いたのはグリップ力です。印象としてはInov-8のX-TALONシリーズを彷彿させてくれるようなグリップ力で、テクニカルな下りでもしっかりグリップしてくれる。また、軽量ながらクッションによって適度なプロテクションは備わっているので、攻めの下りで大いに発揮できるのではないかなと思う。

100km以上のレースはもちろんのこと、ショートやミドルレース(50kmぐらい)でも十分に使える守備範囲の広いだと感じた。走った感じは、ロードシューズっぽさもあるので、ロード区間が多いレースでは武器になるかなと感じた。

MT2に比べると少し細めに作られているのが気にはなるが、アッパーの素材が柔らかいので、4Eの足幅の人でも履けないことはないだろう。個人的には、MT2ぐらいの幅はほしいところではあるが、履いていてそこまで窮屈さは感じない。

MT2

対するMT2は、10年以上前、トレイルランニングが日本で流行り始めた頃に売られていたシューズによく似ている。

モントレイルのコンチネンタルディバイド、バスクのブラーSL、ノースフェイスのラッキーチャッキーがあった時代のシューズ。RACE ULTRAがモダナイズされたものであれば、MT2はオーソドックスなトレイルシューズといったところだろうか。

  • 足裏のプロテクションは強い
  • アッパーのサポートも強いので、ブレを抑えてくれる
  • ただ重い(307g)、登りは少し重さを感じることはあるかも。個人的には290gまでダイエットしてほしい。
  • RACE ULTRAよりも幅広で、アルトラのシューズを履いている人でも入る

一番印象に残ったのは、やっぱり足幅が広く設計されているところ。僕の足は4Eあるので、シューズを限定されます。以前はよくアルトラのシューズを履いてました。そんな足でも、余裕で収まってしまうシューズです。アルトラユーザの方でも、十分に履けるシューズではないかと思う。

そしてシューズの安定感に関しては、RACE ULTRAよりも断然上。そしてプロテクションもしっかりしています。アッパー/ヒールカウンターの補強もしっかりしています。グリップ力に関しては普通にあるのですが、RACE ULTRAに比べるとラグが硬めのため、RACE ULTRAと比較するとどうしても弱く感じます。ただ、市販のシューズの中ではグリップ力が高い部類に入ります。

岩場の多い、例えば韓国のTransJejuのようなレースだとすごく大活躍しそうなシューズです。また、荷物が多くなりそうなレースだと、シューズの安定感はほしいので、MT2はベストチョイスになると思います。ただ、ちょっと重たいので、例えば足に疲労が溜まっているときに、ロードを走ると走りづらさは正直にある。

デカトロンのトレイルシューズ全モデルに靴紐を収めるポケット搭載

デカトロンの靴紐ポケット(シューレースポケット)

以前はアシックスのトレイルシューズには付いていたりしていたんですが、最近のモデルでは付いていない靴紐ポケット。デカトロンのトレイルシューズには、全モデル共通で、靴紐ポケット付いています!(今回紹介したモデル以外もついています)

これがあるのとないのとではやっぱり安心感も違うし、靴紐の扱いも容易になる。これがないと解けないように結び方を工夫をしたり、もしくはSalomon QuickLace Kitのような解けないシューレースに交換する必要がある。

ポケットを付けると生産コストも上がるだろうし、多少なりとも重量にも影響が出てくるだろうが・・・が、トレイルを走るときの安全性を考えると、このパーツはマストじゃないかと個人的には思う。

あと、靴紐自体にも一工夫がなされており、解けにくい加工がなされている。表面がザラザラしていて、一度締めると、ザラザラ表面で抵抗が生まれて、緩みにくい感じになっている。

耐久性に関して

今のところ問題なし。アッパーが破けたり、シューズ内部に穴が空いたりする兆候は見られない。

総括

EVADICT RACE ULTRA in Arashiyama

今回、初めてデカトロンのトレイルシューズを履いて実際走ってみた感想。

アルトラやHoka One One、Inov-8のような尖ったキャラクターはないのだが、バランスよくまとまった「優等生キャラ」なシューズではないかと思う。なので、万人受けするタイプのシューズを作っている感じがしました。ただ、8mmドロップやRACE ULTRAのような軽量化など近年のトレイルランニングシューズのトレンドも取り入れているシューズでもある。

僕としては、他ブランド同様にレースでも十分に履けるシューズではないかと思っています。「デカトロン=格安」というイメージがあると思うが、品質に関しては全然問題ないと思う。

あとは、デカトロンの得意技でもある「ひと工夫」が両モデルに施してあり、靴紐のポケットだったり、靴紐自体が解けにくい加工がなされている。トレイルランニング中に紐が緩んだり、解けたりすると思わぬ怪我や事故を誘発してしまう恐れがあるので、ここは大切な要素だなと感じる。

新型コロナウイルスの影響で、レースの数が少ない状況ではあるものの、今は秋で、トレイルラニングするには一番気持ちいいシーズンである。紅葉を観ながら、デカトロンのシューズとともに走ってみてはいかがだろうか?

※ 現在、これら2モデルはデカトロンジャパンではメンズのみの取り扱いになります。

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