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【台湾】Formosa Trail 2022。3年ぶりの台湾へ。

2019年12月から始まった長い新型コロナウイルスによって、海外への道が閉ざされた3年間。長い長い我慢の時期を超えて、2022年秋、日本へのインバウンド旅行解禁、そして台湾もそれに合わせるかのように、2022年10月13日より観光客の受け入れを再開(一部制限はあり、告知は2022年9月下旬)。

台湾が海外からの旅行客受け入れを再開されたタイミングで、僕は「解禁されたら絶対にすぐに台湾に行く」と以前から心に決めていたのですぐに行動に移す。そして、「ついでに山も走ってくるか〜」というノリで、2018年12月にも走った Formosa Trail の 40k をエントリー。ということで、ようやく GO ASIA TRAIL の活動が再開されました!

http://www.formosatrail.com/

さて、久しぶりの海外レースの投稿です。今回は撮影機材がバージョンアップして、iPhone 13 Pro に、小型カメラの Insta360 Go2 をこしらえて参戦しています。ここ数年で動画の時代になったので、本記事もところどころ動画で紹介させていただいております。

旅程と旅費

チャイナエアライン at 関空
2022年11月17日(木)【台北】台湾に入国。台北で1泊。台湾人の友人と会食とeバイクで観光。
2022年11月18日(金)【埔里】9:30am より大会シャトルバスで台北→埔里(Puli)へ。所要時間4時間。
2022年11月19日(土)【埔里】レース当日(5:30am〜)
2022年11月20日(日)【埔里】帰国当日。9:00am 埔里を高速バスで出発。
台中で高鐵(新幹線)に乗り換え、桃園で桃園メトロに乗り換えて空港へ。帰国。

3泊4日の旅程です。本当はもう少し長めに滞在しようかと考えていたが、航空券の高騰や円安、台湾の自主防疫の関係でドミトリーなどの安宿に宿泊できないということもあって、あまり長く滞在すると費用がかかるので、今回はミニマルに旅行にすることにした。

航空券(チャイナエアライン、往復、関空-台北桃園)76,000円
ホテル(台北、Re-Change Hotel台北6,000円
ホテル(埔里、West Hotel Puli23,000円
現地での交通(バス、MRT、新幹線など)5,000円ぐらい

一番高かったのは航空券。LCC のピーチやタイガーエア台湾でも5万円程度かかります。スケジュールの都合上、チャイナエアラインしか選択肢がなかったので今回は奮発してこれで行きました。ちなみに、コロナ前の航空券(関空→台北)の相場はこんな感じです。

  • LCC(ピーチ、タイガーエア台湾など):1.7万円〜3万円(往復)
  • FSC(エバー航空、チャイナエアライン、キャセイパシフィックなど):3〜4.5万円程度(往復)

高騰している理由は、円安や燃油代の影響もあるでしょうが、一番の理由は便数がそもそもコロナ前よりも半分以下という少なさが影響していると思います。あと、埔里市内のホテル代が何故か高騰していて、4年前は確か一泊1000TWD(今のレートで4500円ぐらい)だったのに、めっちゃ高くなっています。

レースがあるから高騰しているわけではなさそうで、他の日程も高い。台北より高かったです。旅費は、軽く10万円以上しています(エントリー代を除いて)。

自主防疫期間について

自主防疫期間中の抗原検査

2022年10月13日より台湾への入国規制が大幅に緩和され、観光目的での入国もできるようになりました。隔離は原則ありません。

ただし、入国時に抗原検査キットが渡されて、入国から7日間、2日1回自分で抗原検査キットを使って検査をしないといけません。検査結果を現地当局への報告は不要。実際やってみると、思っていた以上に簡単で、そんなに手間ではありませんでした。ただし、長い綿棒を鼻の奥に入れて、中でグリグリさせる必要があるので、そのときは毎回くしゃみがでますww

また、宿泊に関しても原則は1人1室で、個室にシャワーとトイレがあり、他の宿泊者と共有することがないことがルールになっています。そのため、ドミトリーや共用バス・トイレの部屋は原則宿泊はできません。

ただし、同じ便で来た友人や家族同士なら同室 OK という例外規定もあるのでそこまで厳密ではない感じでした。実際、同じレースに出場していた欧米系のカップルが同室で宿泊していました(部屋が隣同士でした)。

あと、マスク着用に関しては日本より厳しいと感じました。日本の場合、外ではマスクを着用していなくても問題ありませんが、台湾では建物の外にいるときもマスクの着用が求められます。また、私が見た限りでは、基本的に不織布マスクを着用している人ばかりで、日本で時々見かける布製やウレタンマスクを着用している人はみかけませんでした。

このあたりは、おそらく時限的な措置だと思いますので、時間が経過すると無くなるとは思います。

Visit Japan Web

あとは、日本に帰国する際は、事前に Visit Japan Web にワクチン接種記録(もしくはPCR検査結果)の登録をして、あとは帰国の情報(便名、どこの国からなど)を登録する必要があります。ワクチン接種記録に関しては、スマートフォンアプリの「新型コロナワクチン接種証明書」より取得が可能です。これらを入国の6時間前までに事前登録しておけば、スムーズに入国審査が完了します。

レースの話

Formosa Trail 40k スタート(僕がどこかに写ってます)

11/19(土)5:30am より私がエントリーした 40K がスタート。

Formosa Trail は、他には104K、75K、16K、8K の4つのコースが用意されております。前回も 40K だったので、より長い距離のエントリーも検討したが、3年ぶりの海外ということもあるので、海外旅行慣れをするために 40K にしました。

例年であれば日本からの参加者が100人ぐらいエントリーしている Fomosa Trail ですが、今回は僕含めて4名。8K、16K、40K、104K と距離が皆さんバラバラで日本人ランナーと遭遇はしませんでした。流石に急に台湾が観光客受入を再開して、スケジュール調整が難しかったというのもあるだろうし、再開したといっってもまだまだ一部制限があったり、そもそも旅費が高騰している事情もあったと思います。

欧米系の人は割と見かけましたが、プロフィールを見ると大半が台湾在住の人のようで、海外からやってきたランナーはそれほど多くない印象でした。

当日の天候は晴れ、気温は 21〜31 度という関西の7月ぐらいの天候。早朝スタートなのと、コースの多くが木陰で直射日光は避けられるコースになっているので比較的マシでした。ただ、木陰が無いところはかなり暑く、レース終盤の10km弱の林道とロードは、木陰がないので結構辛かったです。

コースは上のような感じです。12km ぐらいまではずっと登りです。最初の 5km 地点はロードと林道で普通に走れます。5km から最高地点までは急勾配な登りが続きます。最高地点以降は比較的走れるようになりますが、トレイルがところどこ荒れていたり、テクニカルなコースになっていて、難易度は比較的高い(ただ、台湾のレースの中ではまだ優しい方ですw)。

コースは結構森の中を走るイメージですが、ところどころ以下の写真のような開けたところも走ります。埔里周辺は茶葉の産地の一つだそうで、Formosa Trail では茶畑のなかを走ります。前回も同じところ走ったのですが、ここの風景が一番スキです。

茶畑のトレイルを走る

前回も走っていることもあり、コースの雰囲気は把握していたので、作戦は立てやすかったです。前半の登りはゆっくり、中盤のトレイルはそこそこ走る、そして30km地点からゴールまでの林道およびロードはちゃんと走るという感じで考えていました。結果、見事に作戦通りでゴール。怪我もなかったし、アクシデントもなかったのでいい走りができました。そして、前回よりもおよそ1時間15分も早くゴールができ、自己ベスト更新、40K男子カテゴリで99位(233人中)

道中はいろんなランナーさんやボランティアの人にヘルプいただきながら走りました。前回は日本人同士で走っていたので、喋りなが走れたが、今回はボッチラン状態。しかし、僕が海外から来た日本人だとわかるとめちゃくちゃ声をかけてくれます。「ガンバッテー!」など日本語で声をかけてくれました。

ボランティアの人に「エイドまで、後2km」と中国語で声をかけられた場面。僕の中国語の発音間違っていますw

また、30Kからゴール地点まで続く林道で台湾人ランナーさんとずっと一緒に走ることになったのですが、途中、シューズのアウトソールが泥に思いっきりハマってしまって、グリップが効かなくなった。そして、その台湾人ランナーさんが、木の棒で泥を掻き出すのを手伝ってもらったのは非常に助かりました。台湾人の優しさを感じる一場面でした。

その後は、片言の中国語しか喋られない僕と、英語が不得意なその台湾人ランナーさんとボディランゲージを通して終始走ってました。これは非常に楽しかったです。最後の1km、彼がスパートをかけたのですが、暑さでかなり疲労が出てたので、追いつけなくなったが、最後はなんとかしてゴールしました。

ゴール後の話

台湾人ランナーさんと一緒に記念撮影

Formosa Trail のいいところは、走り終わってからも楽しめるところです。ご飯(焼きそば、スープ、豚の丸焼きなど)も食べられるし、ビールも飲めます(ただ、今回は暑さであまり食欲が出なかったので、日本から持ち込んだリカバリー用の食事を除いてほぼ食べてません)。

また、表彰式(40K以下)も開催され、台湾先住民によるダンスが行われます。台湾先住民のダンスに関しては、途中、周りにいたランナー達を巻き込んで一緒に踊る場面もありますが、私も参加しました。

ゴール後のダンスパーティー(提供:台湾人のランナーさん)

レース翌日も Formosa Trail ではアフターパーティーが開催されます。豚の丸焼きやビール、表彰式(105km,75km)、そして台湾先住民によるダンスなどがあります。ただ、フライトのスケジュール上、僕は今回は参加できませんでした。。。涙

あと、終盤一緒に走った台湾人ランナーさんが、彼の友人たちを紹介しまくってくれて、いろいろ交流できました。日本語の少しできる方も紹介してもらったので、その後は色々助かりました。年齢も私よりも一回り若い人が多い感じで、20代のランナーも多い印象。台湾もそうですが、アジアのトレイルランナーは日本よりも平均年齢が若いですね(上の集合写真参照)。

エイドに関して

さすが台湾だけあって、フルーツがめちゃくちゃ充実しています。パイナップル、バナナ、ドラゴンフルーツ、みかん、あと名前がわからないが梨みたいなフルーツもありました。あとは、ピーナッツサンドやスナック類もあります。

ドリンク類に関しては、コーラ、スポーツドリンク、ミルクティー、黑松沙士(ルートビア、サロンパスの香りのするコーラ)、水が提供されます。さすが台湾だけあって、黑松沙士があります。昔は抵抗あったのですが、今は普通に飲めます。

あと、CP2には台湾料理の炒めものや焼きそばが提供されます。前回あったタピオカミルクティーはありませんでした・・・

装備に関して

当日の装備(撮影:台湾人ボランティアカメラマン、後日、友人経由でいただきました)

台湾のレースではよく見られるのですが、必須の水分量が日本のレースよりも多い。Formosa Trail では、2リットル以上の水分を携行することが求められます。そのため、ザックが重いですw 100km ぐらいのレースを走っているような装備でした。実際エイド間で2リットルも消費するかというとそうでもなかったのですが、気温の高い台湾だと水分は重要です。

お水を2リットル以上を担ぐ必要があったため、今回は 15L のこのザックの2022年モデルで走っています。新色が出たのと、一部マイナーバージョンアップしています。

ウェアは跑山獸(Taiwan Beast Runners)オリジナルの速乾性Tシャツ。2年前にコロナで台湾に行けなくなったので、国際発送で購入しました。このウェアを着て走っているランナーさんが多かったように思えます。あとは、前日ノベルティに入っているTシャツの人も多かったですねー。

そして、シューズはこれ。デカトロンのマキシマム系のトレイルシューズ。なんだかんだで、レースではほぼこれを履いて走ってます。割と軽めで、グリップも効くし、あとはロードシューズのような走りやすさ。非常にバランスの取れたシューズで、オールマーティに使えます。

そして、台湾ではデカトロンが根付いてると改めて感じました。私が見た限りでは、結構多くの方がデカトロンのプロダクト(ザック、ウェア、シューズ)を使われている印象を受けました(終盤一緒に走った台湾人ランナーもそうでした)。デカトロン台湾は、1990年から始まっており、すでに30年以上の歴史があります。日本よりも歴史が長い。

ノベルティ

今回の Formosa Trail のノベルティはこんな感じです。

  • Tシャツ
  • ヘヤバンド
  • 靴下
  • エコバッグ
  • 小さい財布(完走者のみ、台湾のガレージブランド HANCHOR 製)

カラーリングは、台湾先住民のカラーをベースとなっており、色鮮やか。毎回思いますが、Formosa Trail のノベルティはクオリティが高いです。

今回は完走者には、メダルではなく実用性の高いアウトドア用の小型の財布が贈呈されます。個人的には、こういう実用的なもののほうが嬉しいです。ちなみに、4年前に貰ったエコバッグは、現在も日常的に愛用しています。

3年ぶりの台湾、4年ぶりの Formosa Trail を走り終えて

今回の旅は、最高の3泊4日の台湾旅行となりました。

ここ1〜2年はずっと国内のレースばかりだった。もちろん国内も好きなレースも多いのですが、やっぱり海外レースはより非現実的な雰囲気を楽しめるのでやめられない。今回の Formosa Trail を通して台湾やカナダの人とお友達になれたのもよかった。レースを通して、違う国の人達と仲良くなれるというのは、海外レースでないとなかなか体験できない。

あと、台湾入国当日に、台湾人の友人と一緒に台湾式居酒屋(熱炒)で台湾料理と台湾ビールを頂く。日本でも台湾料理屋さんや、台湾カフェが増えましたが、やっぱり現地の料理は美味い!あと、カエルの肉も初めて食べました。本当に鶏肉のような味わい(ただ骨が多いw)。その後は、台北101やアップルストア台北、台湾総督府など台北市内の観光名所を回って台北の夜を満喫しました。

あと、台北市内にあるデカトロンの店舗(台北桂林店)にも行ってきました。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、日本国内の店舗(西宮、幕張)が残念ながら2022年夏に閉店となり、現在は日本では EC サイトのみになっています。ということで、久しぶりのデカトロンの実店舗訪問です。台北桂林店は、24時間営業のカルフールと同じビルに入居しており、なんと22時までオープンしています。台北の西門町の近くにあり、品揃えも流石でトレランの最新ギアはすべて揃ってますね。

あと、日本ではまだ取り扱っていないサプリメント(APTONIA)や補給食もデカトロン台湾にはあります。せっかくなので購入して、レースでも使ってみました。左端のマンゴー味のグミは甘酸っぱくて、暑いレースでも美味しくいただけました。

あと、台湾といえば豆花(とうふぁー、豆乳プリン)や芋圓(ゆーゆえん、芋でできたお餅)などの台湾スイーツ。毎日、あっちこっちで頂きました。最近は日本でも、タピオカミルクティー以外の台湾スイーツを出すお店が増えてきましたが、やっぱり現地のほうが安くて量も多くて美味いです。甘さも台湾のほうが控えめに作られていると思います。カーボローディングと、レース後のリカバリを兼ねて、台湾のレースではこういう楽しみ方もありかと思います。

いやー、ホンマに楽しかったです。また来年も Formosa Trail を走りたいなーと感じました。来年は 75km か 104km にエントリー予定です。また、台湾以外の国のレースも走りたいなと感じました。

最後に、Insta360 GO 2を使って撮影した Formosa Trail のダイジェストムービーをこちらに置いておきます。大会の雰囲気が伝わると思いますので、あわせて御覧ください。

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